子どもとの関係は、境界線で軽くなる。|岸見一郎先生の本に救われた話 (2/3)

子どもとの関係は、境界線で軽くなる。|岸見一郎先生の本に救われた話 (2/3)

こんにちは、こんまり流片づけコンサルタントハンナです。

こちらはYouTubeの文字起こしをした文章です。

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前回は、アドラー心理学の「目的論」についてお話ししました。 「過去がどうであれ、今の目的は自分で選び直せるんだ」この考えに、私は本当に救われたんですよね。

今回は、その「目的論」を土台にして、暮らしの中でどうしても避けて通れない家族との関係について考えてみたいと思います。

家族との関係が、ぐっと楽になる。 というか、対人関係ぜんぶに効いてくる 「嫌われる勇気」の代名詞ともいえる「課題の分離と境界線」について、お話ししていきます。

 

家族であっても「課題」を分ける

暮らしていると、家族の存在に影響受けますよね。良い面ももちろんある上で、反対に、「なんで協力してくれへんの?」とか、「せっかくやったったのに」とか。 一緒に暮らしてなくても、「実家の親との関係に悩んでる」っていう話もありますよね。

ここで、助けになってくれるのが、「課題の分離」という考え方です。

岸見先生が「課題の分離」について紹介されているエピソードは、たとえば、私たちってつい、「あの人に嫌われたらどうしよう」とか「もっと認めてほしい」って悩みますよね。

でも、アドラー心理学では、「相手が自分のことをどう思うか」は、相手の課題だ、っていう風に分けるんです。 どんなにこっちが尽くしても、相手が自分を嫌うことはあるし、逆に何もしなくても好かれることもある。

そこに踏み込んで「私のことを尊敬してよ!」って、操作することはできない。 「相手の領域」には、誰も入れない。こういう考え方を「課題の分離」って呼んでるんです。

「あ、そうですか」という潔さ

岸見先生の著書に『哲学人生問答』という本があるんですが、その中に強烈で、分かりやすいお話があるんです。 ある女性が、親に反対されている結婚を相談する場面で、親から「そんな人と結婚するなら、私はもう悔しくて死んじゃうからね!」って、究極の脅しのような言葉を投げかけられたとしても! 「そうですか。残念です。短いお付き合いでしたね」と返してほしい、とおっしゃるんです。

これ、わたし、ニヤニヤしながら読んだんですけど、これこそが究極の「課題の分離」なんですよね。 「親がどう思っているか、どう感じているか」は親の課題であって、娘の課題ではないんです。

これくらいの覚悟を持って相手との間に線を引かないと、一生、誰かの期待を満たすためだけの人生になってしまうよ、というお話です。

先生の著書『つながらない覚悟』にも詳しく書かれているんですが、自立を考えるときにも、避けられないのがこの『自分と他者の境界線』なんですよね。

本の中には、『子供が自分から離れていくことを親が寂しいと思ったとしても、その感情は親自身の課題であって、子供に解決させることはできない』という一節があって、例えば、親が子どもに「ママのこと好き?」と聞いて、「好きじゃない」と言われたら受け入れがたいですけど、でも、それでも「受け入れるしかない」ですよね。もし、「大好き」って言わせたとしても、何も解決していないですしね。

わたしも、「ママのことすき?」みたいな、ここまでストレートなことは聞かないにしても、思っていた通りの返事が来なくて不安になったり、もっと喜んでくれると思ったのにな〜ってガッカリしたり、前とは違うなってところにさみしさを覚えたりすることもあります。 やっぱり、「子供にこうあってほしい」っていう気持ちがあるんですよね。

こうした子どもの変化は「自立に向かってるんだな」って喜ばしいことなわけですが、まだ直感的にはそう思えなくて。「そうそう、岸見先生が言ってたな〜」って思い出せるくらいにはなりたいと思ってます。

そんな日のために、日頃から分離しておく

課題の分離って、「ちょっと、そんな冷たいこと言わないでよ」って感じですが、これって冷たさじゃなくて「自立」なんですよね。

課題の分離それ自体が目的なわけじゃなくて、その先にある、協力して生きていくことの「前提に置く考え方」なんです。 普段から相手の領域に土足で踏み込んでたら、いざっていう時に、いい関係でいられないでしょ、っていうことなんです。

さっき登場した「結婚反対親子」も、普段から「見守ってほしい」って言える関係で、尊重し合える関係だったら、あんなやり取りをしなくてすみますもんね。

岸見先生はこうもおっしゃっています。 「その選択によってもたらされる結果を、最終的に引き受けるのは誰か?それを考えれば、誰の課題かは分かります」と。

「差し伸べれば手が届く、けれど相手の領域には踏み込まない。そんな適度な距離を保つことが大切なのです」と。

ただ!何度聞いても、わかったつもりになるのが辛いんですが、これ、生活に落とし込むのめちゃめちゃむずいです。

「う、、また、、やってしまった。。これは、息子の課題であって、私の課題ではない!!」 つい先日もやってしまいました。

それでも、「そっちへ行きたい!」っていう希望を捨てずに、人生を歩みたいと思います。

ということで、今回は「課題の分離」についてでした。 次回は、さらに一歩進んで、「誰かの期待を満たさなくていい」そんなお話をしようと思います。

最後まで聞いてくださり、ありがとうございました。 ハンナでした。

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