こんまり流片づけコンサルタントのハンナです。
こちらの記事は、YouTube動画の内容を文字に起こしたものです。
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写真整理の文化は、わずか100年ほど
みなさま、おじいちゃん・おばあちゃんのアルバムって見せてもらったことありますか?
セピア色の写真が貼ってあって、みんなちょっと硬い表情で写っている、あれです。
あのように、アルバムを作ることが一般のご家庭に広がったのは、高度経済成長期以降。
せいぜいここ100年ほどと言われています。
それまでは「家族の記録を写真で残す」なんて、ほとんどのご家庭ではできなかったんですね。
デジタル時代の到来と「当たり前」の過渡期
今、写真はスマホやパソコン、クラウドサービスの中にあるモノになりました。
写真の残し方を、自分で選ぶ時代になったんですよね。
それなのに、私たちを苦しめているのが、「写真はプリントして、時系列で整理するもの」という“受け継いだ当たり前”です。
家族のアルバムはたった100年の文化です。
「ずっと継承しなきゃいけない!」というわけではなく、まさに今、形を変えている途中なんです。
「どうしたいか」は自分で選んでいい
音楽をレコードで聴く時代から、カセット、CD、そして今はサブスクへ。
主流は移っていきますが、どれを選んでもいいですよね。
写真も同じです。
「自分はどうしたいか」を選んでいいんです。
「いっそやるならお気に入りのアルバムを作ろう」と思って動けなくなっている方も、一度ここを深く考えてみると、自分に合った整理方法が見えてきます。
誰のために整理するのか?
整理の前に考えておきたいのが「誰のためか」です。大きくふたつに分けて考えます。
一つ目は、結婚や出産までの「自分が主役の写真」。
これは自分だけの持ち物なので、「逝ったら処分してね」と頼むか、自分で片付けるか、比較的決めやすいモノです。
難しいのは二つ目、子どもが生まれてからの「家族の写真」。
「家族みんなで見返したい」「子供が巣立つときに持たせてあげたい」「身軽になりたいから手放したい」
どんな希望を持つかは自由です。ご家庭に合った形を相談して決めていけたらいいですよね。
何のために整理するのか?見返し方のイメージ
「いつでも見返せる状態にしたい」なら、具体的にどうしたいかをイメージします。
・フォトブックを回し読みしたいのか
・テレビモニターでみんなで鑑賞したいのか
・個人個人のスマホで見れるようにしたいのか
最終的にどんな姿になっていると嬉しいのか。そこをイメージしてから動き始めると、スムーズに進みます。
写真は「好きな自分」に会わせてくれるスイッチ
平野啓一郎さんの著書『私とは何か――「個人」から「分人」へ』の中に、こんな一節があります。
「愛とは、『その人といるときの自分の分人が好き』という状態のことである。つまり他者を経由した自己肯定の状態である。」
写真も同じだと思うんです。
眺めるだけで、感謝の気持ちになれたり、元気な自分になれたり。
写真は「好きな自分を引き出してくれる」スイッチのような役割です。
せっかく残すなら、いつでも「好きな自分」に会える形にしておきたいですよね。
「片づけの正解」はあなたが決める
写真整理は、やり方の前に「誰のためか」「何のためか」を決める。
そこがはっきりすれば、方法は自然と決まっていきます。
アルバムを作らなきゃいけないわけでも、データ保存しなきゃいけないわけでもありません。
どんな「当たり前」にも、縛られなくていいんです。
好きな自分でいられる形を選ぶ。それが「片づけの正解」です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ハンナでした。



